201211月6 オンバト+ 11月3日感想 スパイクなんで小川さん、自己紹介のとき声色使って怖い感じにしたんだろう。小川さんは松浦さんの方をじっと見る。松浦さんはお客さんの方をよく見る。小川さんは感情をあまり表情に表さない。松浦さんは表情を全面に出す。こどもの頃のことを思い出して、美少女戦士ごっこをやるという女性にしかできないかわいらしい設定。コントに入ったとき、松浦さんがコントに入ったとわかりやすい演技をする。二人とも演技上手。小川さんの密室感とあいまって結構グロテスクに寄ったボケが多いけれど、松浦さんが演技体を解除して男のようにさっぱりと突っ込むの決して後味の悪い感じにならない。ボケ自体も面白いのだけれど、演技という約束を破綻させることによって、そのボケがより強烈に見える。ニッチェ近藤さんが優しそう。「満点大笑い」の後の「スギちゃんがね」というツッコミは顕著だと思う。江上さんとのリズムのギャップも出るし、田舎の人が東京の人を憧れるということへの説得力が出る。あれだけ江上さんがフルスイングも理解できるし、感情移入もできる。それに優しい東京のおばさんが田舎のケイコちゃんのいろいろを許していることで、見ている側は置いておかれずに見れているんじゃないかな。S×L酒井さんのツッコミがウエストランドのツッコミと似ている。流行っているのかな。大好きだけど。あと、後半の方は綾部さんにも似てるなあ。怒鳴っている様が。メタ的な視点を取り入れて、しかも翔平ちゃんの方がその上で間違える。ボケ終わったあとの翔平ちゃんの顔が本当に馬鹿っぽく見える。酒井さんがテンション上がってリアルに怒っているように見えるので、しっかりしたボケなのに狙っているように見えない。天然ボケに見える。あーそうか。段々怒っていってるからなあ。翔平ちゃんが主導権握っているのか。勝又朝あるあるメルヘン仕立て。弟の方がたんたんと無機的にやっているのと、兄の方が言葉数多く説明しているからコミカルに見えるんだろうか。最後に変な顔をするから、兄弟がたわむれているように見える。ほほえましいね。メンソールライト漫談でもいいじゃないかっていう感想をどこかで見たことがあるけれど、立ち飲み屋で二人で話している設定が生きていると思う。客席もコントに参加しているのである、対話の相手として。これで密室感が生まれるし、ブラックなボケでも共犯関係が生まれて笑いが生まれやすくなっている。漫談ならば客席の媚びが必然的に生まれてくるものだと思うのだけれどそういうものが見られないのがいい。テンポを崩さないで済むから。感想ブログって難しいですね。